大衆文学と純文学・・・大袈裟な
第7回日経小説大賞の選考理由が日曜日の新聞に掲載されていた。
受賞作は西山ガラシャさんの「公方様のお通り抜け」
選考委員の伊集院さん曰く
「今の新人の方が応募してくる時代小説は、パターン化されたものが多い。こういう時代小説が良いだろうという思い込みがあって、逆に面白みを無くしている。
受賞作は普通で考えると、将軍とたかだか屋敷の庭に出入りする御用聞きに接点が起こるわけ無いのに、リアリティーを越してうまくストーリーを作っている。そこが抜きんでている。」
まだ読んでいないけど、時代劇の八代将軍吉宗や一心太助に出てくるようなイメージなのか?
さらに伊集院さんは言いにくいことを言い切っているのがいいな。
「面白いのが一番だよ。難しいのはダメ。みんな毎日働いて、疲れてから本を読むんだから、役に立つか、面白くなきゃだめ。いろいろ意見はあるでしょうけどね、純文学系の人には。」
好みや考えは人それぞれだから、いろいろあっていいなと思う。そこを認めた上で、自分の考えを言い切るところがいいな。
僕も純文学は苦手です。
話題になっているので読んでみた。
ちょっとしたブーム(マスコミが作っている感ありありだけど・・・)
確かにとても語彙が豊富だなと感じます。
純文学好きの読者には少し物足りないのでは?
純文学がこの頃少し苦手という人(私も)には丁度いい加減なのかも。