yatohikoのブログ【酒と泪と男と???】

まあ日々の徒然ってことです・・・

初体験(笑)

ブログ初体験です。

 

今までは、本を読みっぱなしだったので、読後感なんかを少し残していこうかなと思っています。

それと、日常の出来事なんかを・・・いわゆる何でもありの日記。

 

直近に読み終わった本。

石原慎太郎さんが田中角栄さんを一人称で書いた小説「天才」(幻冬舎

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確かに今ある社会資本整備のほとんどは、角栄さんが日本列島改造論で思い描き、政策立案し、実行に移してきた結果なんだなと感じます。

日本を表日本、裏日本、北から南からを結ぶ高速道路、新幹線、飛行場などなど。現在の日本経済の屋台骨を作ってきたのでしょう。

ロッキード事件の真相なども書かれていますが、私には真相を検証することができません。

私がこの本の中で胸を打たれたところは、内閣総理大臣に指名された後、お母さんのフメさんの言葉と角栄さんの心。

 

「人様に迷惑かけちゃならねえ。他人の思惑は関係ねえです。働いて働いて、精一杯やって、それで駄目なら帰ってくればええ。おらは待っとるだ。人様は人様、迷惑にならねえことを精一杯働くことだ、総理大臣がなんぼ偉かろうが、そんなことは関係しません。人の恩も忘れちゃならねえ。苦あれば楽あり、楽あれば苦あり、枯れ木に咲いた花はいつまでもねえぞ。みんな定めでございますよ。政治家なんて喜んでくれる人が七分なら、嫌ってくる人も三分ある。それを我慢しなきゃ、人間棺桶入るまで、いい気になっちゃいけねえだ。でけえことも程々にだ。」と

 このおふくろならではの言葉は身にしみたな。